全てのパネルにある傷の位置を確認しながらたっぷり2時間ぐらいかけて洗車します。それがどんな傷なのかも見ながら、どのバフやコンパウンド使えばそれが落ちるのかを考えます。単色(ソリッド)の車の場合はこの洗車時にこするだけで傷が入る場合があるので水をしっかりかけてホコリやジャリを洗い流します。
この時に鉄粉もとります。鉄粉は線路付近や工業用の煙突付近を走行したり駐車している車によく付いているので念入りに落とします。
バフがあたってはいけない場所(黒いゴムモールやメッキ部分)にマスキング(保護)をします。ここでももう一度、傷の位置と状況を確認します。
細目のコンパウンドを使ってみがきます。ここではピッチやタール(道路の舗装時に使う薬品)を念入りに落とします。また傷も落としていきます。
作業全体でここが一番重要なポイントです。微粒、超微粒、極超微粒など6種類のコンパウンドを使い分けながら磨いていきます。またバフも6パターン用意してどれが合うかをテストしながら磨いていきます。それぞれ6パターンのコンパウンドとバフの相性などもここでみます。ここがうまく決まらない時はここの作業だけで何時間もかかったりする事があります。初期研磨で出来たバフ目や細かい傷もここで落としていきます。
中間研磨で落としきれなかったバフ目や傷を最終仕上げ剤というコンパウンドを使って落としていきます。
ここまでに付いたコンパウンドのシリコン成分やオーロラ(塗装表面のギラツキ)を鏡面仕上げ剤というコンパウンドを使って落とします。
コンパウンドのシリコン成分を完全に除去する為に中性洗剤で洗車します。ここでは再度オーロラ、傷、ヘアスクラッチ(髪の毛状の傷)が落ちているか確認します。
この工程も非常に重要です。ここでは念入りにエアブローして水分を除去します。ここまでの作業が例え8時間かけてどんなにうまくいったとしても水滴が一つでも残ってしまっているとコーティングの乗りが悪くなり台無しになります。 スポンジに付いている水分もNGなので気をつけています。
コーティング剤をスポンジで塗っていきます。塗り残しがないようにドアヒンジ付近などの細かい部分まで塗っていきます。
約2時間程乾燥させます。ここでも再度全体を確認します。
トップコートをスポンジで塗布します。ここでは乾燥しきれなかった余剰成分を濡れタオルで拭き取りながら塗布していきます。
6時間以上かけて乾燥させます。場合によっては赤外線なども使い乾燥させます。
再度全ての項目を確認して完成です。