今回の沖縄出張は、僕の10年以上のデントリペアのキャリアの中でも最も思いで深い仕事でした。
なぜかというとへこみを直す為に埼玉から沖縄まで出張したからです!
今回の物語は岸本さんのこんなメールから始まりました。 「すいません、沖縄出張は可能でしょうか?」 「お、沖縄ですか!?」 「沖縄にはデント屋さんはいないんですよ・・。」 それから何回かのメールでのやり取りで岸本さんのカリーナに対する愛着と情熱を 長〜い文章で受け取り僕の意思は決まりました。(僕の個人的な沖縄に行きたいという気持ちもありましたが。(笑) 「わかりました!沖縄まで出張しましょう!」こうして沖縄出張が決定しました。
沖縄出張といってもただ、飛行機に乗っていくだけではありません。 それなりの準備が必要です。というのは膨大なヘコミ修理にひつような工具があるからです。どれも特殊工具なので沖縄で調達する事ができません。かといって全部持って行ったら大変な量になります。まずその工具の選定から始まりました。
「うーん。これを持っていかなくてわざわざ沖縄まで行ったのにヘコミが直せなかったら寒いしな。」 ようやく工具の選定が決まったら今度は工具の梱包です。蛍光灯などの壊れやすい工具もあるので手荷物と空輸の二つに分けました。その空輸も向こうに着いて工具がまだ送られてきていなかったしゃれになりません。
「一体、空輸にはどのぐらい日数がかかるんだろう??」ゆうぱっくが3日と一番早く着きそうだったのでそれにする事にしました。
2時間のフライトであっという間に那覇に到着!沖縄はなんと12月だというのに暖かいんです!なかには半袖の人もいました。本当にカルチャーショックでした。修理の時間に間に合わないといけないので前日に沖縄に入るスケジュールになっています。 「あんなにカリーナを大事にしている岸本さんってどんな人なんだろう?」 いろいろと妄想を膨らませながらホテルのベットで眠りに着きました。
さて、次の日の朝9時。ホテルのロビーに岸本さんがわざわざお迎えに来てくれました。思っていた通りの優しそうなしかもイケメンの方でした!なんだか久しぶりの友達との再会のようで少し照れくさかったです。(笑) 岸本さんはなんと普段足につかっているワゴン車とカリーナを使い分けていました。ホテルにはそのワゴン車でお迎えです。その時点でどれだけカリーナを大事にしているかがよーく分かりました。
十分ほど車で走ったら岸本さんのガレージに到着しました。 いよいよ、修理の開始です。見積もりでは8 8箇所の修理でしたが急遽追加で合計11箇所のヘコミを修理する事になりました。
「緊張するなー。」
10年もこの仕事をやっていますがこんなにプレッシャーがかかったのは久しぶりです。いくら岸本さんが大事に乗っているとは言え、車自体が大分、古いのと塗装も少し弱ってきているのでまるでクラシックカーを扱うような慎重さが必要でした。
所要時間、約3時間でようやく全てのヘコミを直す事が出来ました。最後に岸本さんのお友達2人を合わせて4人で地元の定食屋さんに名物の「沖縄そば」を食べに行きました。せっかくだから岸本さんのカリーナに対する思いを、沖縄そばを食べながら聞いてみようと思いました。
昨日はお疲れ様でした。愛車マニアの友達もかなり感動していました。自分も外にもっとへこみが無いか無理矢理探し出すほど、カッパえびせん状態でした。とても不思議なぐらい、どこを治したのか分からないくらいキレイな仕上がりです。 正直、10カ所にものぼるへこみが自分の過失でない分、煮え切らないものがあって、カリーナに乗っていてもどこか気がのらないところがあって、WAXかけるたびに、 「このへこみさえ無ければ・・」 と常に思っていました。へこんだままのカリーナを他人に見られるのが嫌で、乗る回数もめっきり減ってしまい、友達には「カリーナが可愛そうだよ」と言われたこともありました。
確かに、カリーナへの愛情が薄れかけてたと思います。 カリーナが悪いわけでもないのに、冷たくしてしまったようで、反省しています。板金塗装という整形手術ではなく、デントリペアという本来の美を取り戻すエステ効果でまた美しさを取り戻すことができ、カリーナも喜んでくれていると思ってます。 カリーナのための場所も確保でき、情を注いでいきたいと思います。結生さんが言ってたように、「デント」を知らないと「損」だとつくづく思いました。沖縄で、マーケットの展開が実現できるといいなと応援してます。ホントにありがとうございました!