2005年5月に東京都八王子市で雹の被害に会われてしまった百瀬靖彦さん(埼玉県三芳町)のレガシーの修理レポートをお届けします。まずは、ひょうが振り出した時の様子です・・・・・
こうして百瀬さんのレガシーの修理は開始しました。しかし、これだけのヘコミの数がある雹害車を修理するのは久しぶりで身の引きしまる思いでした。修理工程は簡単です。裏から工具を入れて一つづつ丁寧に押し出していくだけです。(笑)でも400箇所以上もあるんですよ!という声が聞こえてきますが、そうなんです!他には効率の良い方法はないのです!(悲) 超地道な作業です・・・・・まずは、へこみを裏から押し出すために、ルーフなどの内装が付いている部分はそれを全部外します。
そして、ヘコミの裏側に工具を当ててひとつひとつ丁寧に直していきます。このように、裏側に骨組などが入っている部分は専用の薄い工具を隙間に滑り込ませてひねり出していきます。
延々と続くヘコミ修理の作業は下記のようなスケジュールで施工されていきました。
合計6日間に及ぶ修理を終えてようやく完成です!本当にやりがいがありました!
写真では、黒いボディが光を反射して、ヘコミの状況がわかりづらいかと思います。実際には、ボンネットなどは、ちょっと離れてもあちこちへこんでるのがわかるような状況でした。
同じような被害にあわれた方々は、心中お察しいたします。直すのか、直さないのか、それとも買い換えるのか...。いろいろと、悩まれる事かと思いますが(私は凄く悩みました)、私自身は今回デントリペアという選択をした事は間違いではなかったと考えています。もちろん、買換えや、板金等で直すという選択肢もあるでしょうし、何が正解かはその人それぞれだと思います。ただ、選択肢の一つとして、デントリペアという選択もあるんだな、という事も視野の中に入れて、ご検討される事をお奨めいたします。皆様の愛車が、またきれいな姿で、走れる事をお祈りしております。
今回の雹害は久しぶりに数も多くやりがいのある仕事でした。僕は修理後に百瀬さんから感想文を頂くまではこれ程の思い入れのある車だったという事を知りませんでした。まして、あんなに悩んでいたという事も知りませんでした。ひょうが降った直後の百瀬さんのお気持ちの文章を読んでいるうちに本当に涙がでてきました。自分の愛車だったらどんな気持ちだろうって。しかし、一生懸命直したかいがあり百瀬さんのレガシーは見事に蘇りました。本当にまさによみがえりという感じです。こんな形で百瀬さんとレガシーの人生の大きな転機に関われた事を心から誇りに思っています。また、大変な作業でしたが納車の時の百瀬さんの笑顔で一気に疲れが吹き飛びました。このような形でお客様の心のサポートが出来るこのデントリペアという仕事がちょっぴり誇らしく思えて嬉しかったです。今回、百瀬さんの文章を読んで感じたのがやはりお客様にとって愛車はただの乗り物ではないんですね。家族同然なんですね。それを痛感しました。これからもひょう害車に限らず、1台1台心を込めて修理したいと本気で思いました。まだまだ日本中に同じ様にひょうの被害に会われてしまって落胆されている方が多いと思いますが少しでもみなさんのお力になれたらと思っております。