クルマを手に入れたときの状態がきれいなほど、キズついてしまったときの落胆もまた大きいもの。しかしヘコミは、小さくても板金すると意外に費用がかかるため、そのまま我慢して乗っている人も多いのでは?そんなときに役に立つのが、パネルのヘコミを低コストで直すデントリペアだ。
デントリペアのメリットは、修理にパテや塗装を使わないこと。そのため、板金塗装に比べ作業時間が短くて済み、コストも安い。またオリジナルの塗装を保つことができるのもポイント。
塗装面にキズが入っていなければ、修理後の跡はまったくと言っていいほどわからない。つまり、クルマを手放すときの買取り査定にも影響がないのだ。ヘコミをつけたまま、イヤな気持ちで乗り続け、さらに手放すときにマイナスになるよりも、早めにデントリペアで直してしまうことは、精神的にも経済的にもメリット有りと考えられるだろう。
今回、そのワザを披露してもらった「ヘコミ救急隊」の結生さんは、今から9年前にデントリペアの技術を取得したのち、ヘコミ救急隊を設立。現在では自らがデントリペアのスクールを開講して日本でデントリペアを普及させようと努力している人物だ。
労働災害における経験則のひとつに、ハインリッヒの「法則というものがあります。これは、ひとつの重大事故の背後には29の軽微な事故があり、その背後には300の異常が存在するというもの。小さな異常が積み重なると必然的に重大な事故が起きてしまうのです。僕はクルマも同じだと考えています。小さなヘコミひとつによってオーナーの気持ちがクルマから離れ、洗車の回数も減ってメンテナンスもおろそかになる。ボロボロのクルマは、運転も乱暴なことが多い。逆に、キズひとつないクルマは無理な運転はしない。ですからデントリペアでヘコミを直すということはいろいろなメリットがあるだけでなく、最終的にはお客さまの安全にもつながると考えています。」
いちばん左の写真を見ると、ボディに写りこんだ蛍光灯の光に、影ができているのがわかるだろう。これがヘコミ。それが作業を開始してからわずか数分で、中央の写真の状態にまで回復。蛍光灯が反射した光の右側がわずかに乱れるくらいで、肉眼ではほとんどわからなくなってきた。ここで、結生さんはよりヘコミがわかりやすいように蛍光灯の位置を変更、慎重に仕上げにかかる。そしてわずか5分ほどで作業は完了。写真右のようにヘコミはまったく見えなくなってしまった!
ショップにクルマをあずけることなく、自宅の駐車場などまで出張して作業してくれるのもデントリペアのメリットのひとつ。もちろん、ヘコミひとつからでも出張OK。料金については下記の表を参考にしてもらいたいが、まずは問い合わせして見積もりを取ってみることをオススメする。