ホットボックス(Hotbox)の使い方のコツ
2014年12月/28日 更新
さて、引き続きホットボックスの使い方のコツについてご説明しましょう。
この機械はインダクションによる熱膨張でへこみを膨らませる機械です。
まず、へこみがなぜへこんでいるのか?
それは上からなにか力が加わり、鉄板にこのように下向きの力(Force)がかかりそれが安定しているのでこのようにヘコミとしてとどまっているのです。
ここからが上級者向けです。
思い切ってダイヤルを1秒にセットしてください。
0.5秒だったときにボタンを押すと ピピピピと4回音が聞こえます。
それを1秒にするとピピピピピピピピと8回音が聞こえるはずです。
この音を慎重に聞いてどれだけ加熱しているか判断する癖をつけてください。
このホットボックスはヘコミの外を加熱するところからスタートするところに極意があります。
すると上記のように力のベクトルが変わります。
ピピピの3回で十分でしょう。
山形の屋外の寒いところで作業している方は4回でも良いかもしれません。
ホットボックスを使ってもヘコミが直らないじゃないか!と思っている方。
それはまだまだビビりながら使っているので加熱が足りないだけです。
でもしっかり練習してからにしてくださいね。
くれぐれもお客様の車でいきなりチャレンジしないでください。笑
ここがポイントになります。
今度はヘコミの縁のすこし内側の部分にあててください。
するとへこみの中の力の向きがが上記のように変わります。
そこですかさず
へこみのど真ん中に長めにあてます。
ここで焦がしてしまうぎりぎりまで当てるのがコツです。
するとへこみの中心の部分が出てきます。
あとは冷めるのをまてば完成です。
何度も動画を見て研究してください。
https://www.youtube.com/watch?v=1cP6StA5VYg
ヘコミの外から加熱しているのが分かると思います。
グループリングが世の中に登場した時の事を思い出してください。
「あんなの直んないよ」という声を沢山聞きました。
僕もそういっていた一人でした。
でもそれから数年経ち、今の雹害現場でグループリングを使っていない人はいないでしょう。
ヨーロッパでも同じことが起こったそうです。
初めは「こんなホットボックスなんて使えないよ!」
言われていましたが、今では沢山の方がこのホットボックスを現場で愛用してるそうです。
なかでもあるギリシャ人のデント職人さんはこのホットボックスを上手に使いこなしていて雹害車の40%のへこみをこれで直してしまうそうです。
これからこの機械を導入している方とそうでない方の差は大きく開くはずです。
このホットボックスはヨーロッパでは歴史があるのですが
11月に初めてアメリカデビューしました。
2015年1月のMTEフロリダ(デントリペアオリンピック)で初販売されるよていで、今爆発的に予約が入っているそうです。
ぜひ一度手に取って試してみて下さい。
ホットボックス 価格 280,800円(税込)
お問い合わせ 0120-119-807 ishihara@hekomi119.net