カーボンブリンディングハンマー　その１　【デントリペアツールのご紹介】

　今日はブリンディングハンマーについてご紹介させて頂きます。

　

　初めてこの「ブリンディング」という技術を見た時は衝撃的でした。

　アメリカ人のデントリペア職人が、クラウンのリアドアの上の方で水切りモール

　のすぐ下辺りにある1㎝くらいのへこみを直そうとしていました。

 

　ここはどこからも工具が入らない場所なので

　　・ドアの内張りを外してなかからツイストツールで直す

　　・水切りモールを外してそのピンの穴から工具を入れて直す

　のどちらかでしか直せないと思っていました。

　どちらにしてもすごく時間がかかる大変な修理です。

 

　しかしそのアメリカ人デントリペア職人はおもむろにいきなりボディーを

　直接ハンマーで叩きだしました！

　

　「おいおい！何してるんだよ！！」

　

　　慌てて止めようとしましたが、

　　「まあ、見てなって。」

　と言われてしばらく見ている事にしました。

 

　　すると・・・。

　　ものの5分くらいで表からただ叩いているだけなのに　

　　へこみが直ってしまいました。

　　

　　僕はあまりの衝撃に声も出ませんでした。

　　まるでマジックでも見ているようだったからです。

　

　へこんでいる

　ということは物理的に表からなにかしらの衝撃が加わって鉄板がへこんでいる状態　

　なはずです。

 

　それを直すには裏から同じように力を加えて押し出す以外に直す方法はないはずです。

　それをせずに表から叩いて直す！？

 

　ありあえない。

　というか直るわけがない！！

 

　でも跡形もなく直ってる！！

　混乱して頭がおかしくなりそうでした。

 

　ではその衝撃のブリンディングの技術の説明は・・・。

　次回のブログでご紹介させて頂きます。

　　　　　　　　　　

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　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく

　ヘコミ救急隊　石原潤一