へこみ救急隊神奈川店担当の高橋健寛

峠の走り屋が多い秦野市でもデントリペアのへこみ修理は大注目

神奈川県といってもかなり内陸部に位置するのが秦野市、自動車を運転する人でよく東名高速道路を利用したり、交通情報などをラジオで聞く人にとっては「秦野中井インターチェンジ」という名前を見たり、耳にしたりすることがあると思います。 丹沢山のふもとに位置するこの町は、非常に交通の便が悪いところで市内を走る鉄道といえば私鉄の小田急線が東西に走るだけとなっています。 そのため南北方向の交通といえば路線バスかマイカーとなり、ほとんどの家庭で2台以上の車を持っていることが多くなっています。

この近辺にはたくさんのゴルフ場がありお父さん方には有名なところで、鶴巻温泉という温泉地もあるためファミリー層にもよく知られるところです。 それから意外と若年層にも知られるところもあります。 その場所は市内から丹沢山に向かって走る、県道70号線の途中にあるヤビツ峠という峠道、ここはある有名なカーバトルアニメでも、決戦の舞台として使われたところで、そのアニメに使われる前から峠を攻める走り屋がたくさん走っており、そのみちの人間では知らない人はいないぐらい有名なところです。

しかし、こういった峠を攻めることに事故が付きまとうもので、それはほとんどの場合、単独事故であることが多くすべてを自分で何とかしなければならないのです。 峠を攻める人というのは仕事やアルバイトなどで稼いだお金のほとんどを車につぎ込むのではっきり言ってお金に余裕がない方が多いのです。

そこへもってきて事故を起こしてあちこちに傷やへこみなどを作ってしまうのはかなりきびしいことであって、なるべくなら安い修理方法が求められているわけです。 そういった峠を攻める走り屋に大人気なのが、デントリペアという車のへこみ修理法です。 たとえばコーナーでスピンし、それをうまくカバーできなかったことによって路肩にある反射板にリヤフェンダーをぶつけてしまったとします。

ここで普通の板金修理となると一番手っ取り早いのがリヤフェンダーパネルを外して、裏からハンマーでたたいでへこんだところを出っ張らせ、細かいところはパテを塗ってきれいに研磨して、あとは塗装ということになるのですが、フェンダーパネルを外してたたき出して1日、パテを盛って乾かして1日、ボディ形状を見ながら研磨して1日、塗装して乾かして1日と最低でも4日を費やし、更にいろいろな細かい作業が伴いますので、なんだかんだ言って1週間を見なければならないのです。 もちろん費用も1週間かかっただけのものを払うことになります。 走り屋のチューニングマシンでこんなことをしょっちゅうやっていたらお金も時間も足りません。

そこで出てくるのがデントリペア、デントリペアはへこみの大小、傷の有無などによって多少違いますが、基本的にはボディパネルを外さないで行う作業で、軽度なものであれば1時間もかからないで終わってしまいます。 さすがに大きな傷などがついてしまうとパテ盛りや塗装をしなければなりませんが、それでも通常の板金修理の1日分を1時間で終わらしてしまうので、全体の修理日数もそれに比例している修理費用も短く安く済むのです。 峠で事故を起こすのはテクニックの無さを露呈するようなものですので、一番目立つへこみ修理はすぐに行いたいものです。


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