山形新聞 2014年10月16日

山形新聞 2014年10月16日

ヘコミ救急隊が『2014年10月16日発売の山形新聞』で紹介されました

2014年10月16日発売の山形新聞
以下、取材内容をご覧下さい

ひょう害車両修理はお任せ

国内最大の専門職人集団 寒河江で活動

8月22日に村山地方に降ったひょうで被害を受けた車両を修理するため、国内最大の専門職人集団が寒河江市に拠点を構え活動している。降ひょう被害の発生地域に赴き、地元のディーラーや自動車整備工場、板金業者だけでは対処しきれない修理を請け負うアメリカ発祥のビジネスモデルで、県内での活動は今回が初めて。


修理作業を行うひょう害専門の職人
「ヘイルマン」=寒河江市

ひょうに当たった車は無数のへこみが生じる。降ひょうがあれば一帯に被害車両が発生するため、地元の修理業者だけでは対応しきれないのが実情。今回県内で発生した降ひょうでも、修理は長い順番待ちとなっている。降ひょう被害が多発するアメリカでは、ヘイル(ひょう)マンと呼ばれるひょう害専門の職人がおり、被害地域に入って修理を行う。小さなへこみを特殊な工具と技術で裏側から押し出すことによって再塗装が不要な「デントリペア」という技術を身に付けた職人集団はヘイルチームと呼ばれ、世界中の被害地域を渡り歩く。

米発祥ビジネスモデル 地元業者と提携、全国移動

今回県内で活動しているのは、5年前に国内に初めてこの仕組みを導入したストーンフィールド(東京都、石原潤一社長)のチーム「ヘコミ救急隊」。海外での活動経験者を含め16人のヘイルマンが作業に当たる。個人的に被害地域の業者と契約する職人も存在するが、アメリカのようにチームを派遣し組織的に活動するのは同社だけという。

チームは宿泊機能と事務所機能を備えた大型バスに工具を積み込み、全国を移動。短くて数ヶ月、長い時には年単位で現地に滞在する。県内入りする前は京都で活動していた。

地元業者から仕事を請け負うのが原則で、山形、天童、寒河江、東根などの30数社と提携している。「移動しながら仕事をするので地元企業との円滑な関係が大切」と石原社長。さらに「われわれが去った後でも地元の業者にフォローしてもらえるのでお客さまも安心できる」。

石原社長は「ひょうが降ると、その地域に一瞬で何万台もの被害が発生するので地元業者だけでは対応できない。修理に車両保険が適用されることを知らず、あきらめている人も多いのではないか」と説明。提携業者を介して修理依頼が相次いでおり「少なくとも来春ごろまでは山形に滞在することになるだろう」と見通している。

ひょう害修理の相談は0120(119)807で受け付けている。

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