事業計画書の書き方
- 2013/07/10 更新
事業計画書の書き方にはコツがあります。
まず、お金を貸してくれる公庫の人も銀行員も必ずちゃんと返してもらうるのか?
というところを見ます。
一般的にはその人の年収の1/3までなら貸し出すと言われています。
年収が480万円の人なら160万円が上限という事です。
そしてその160万円満額借入するのにもコツがあります。
この人はこの新規事業で確実に売り上げを上げる事が出来るのか?
この人が立てている事業計画は甘いんじゃないのか?
こんなプランでもしうまくいかなかったらお金を返してもらえないんじゃないのか?
みなさんも自分が銀行の経営者になったつもりで、その事業計画書をもう一度見てみてください。
銀行はお金を貸すことによって、利益を出す企業ですが、それが回収できそうにない会社には1円だって貸したくないというのが人間の正直な心理だと思追います。
だからあなたが書く事業計画書にもっとリアリティを出さないといけません。
しかし、あなたはこのデントリペアという仕事をやったことがないので想像でしか書けません。
そこで必要なのが我々のもう何年もこのデントリペアという仕事で食べている知識と経験なのです。
我々が立てる事業計画は銀行員にとって、とってもリアリティがあるものだと思います。
それはこの仕事を何年もしてきていて、この業界の事を知り尽くしているからです。
だから我々は初期の段階でどこがうまくいかないかが事前にわかります。
その上手くいきそうにない事由や理由を何パターンも上げて、それをどうやって解決していくかの解決策までこの事業計画書に書いていきます。
今日は相談者の方と、何時間もファミレスにこもりながら事業計画書を一緒に作り上げていくという作業をしました。
「ここまで調べるんですか?」
「ここまでダメだったときのパターンを考えるのですか?」
ここまでやるから計画書にリアリティーがでるのです。
だから銀行員はお金を貸してくれるのです。
宇宙飛行士の訓練の99%が緊急事態にどう対応するかの訓練だと聞いたことがあります。
宇宙空間でのパニックや判断ミスはあっという間に「死」につながります。
だからパニックにならないようにありとあらゆる場面を想定して訓練をするのです。
しかし、残念ながらここまで自分の事業計画を練りこんで起業する人は少ないなと感じます。
これは人生一代の大勝負です。
しっかり準備してから起業する事をこころからお勧め致します。