デントリペアスクール 学科1時限目
- 2013/08/09 更新
今日は2日目なので午後から座学をやりました。
この座学はヘコミ救急隊オリジナルのもので、どのお話も校長の
石原が現場でリアルに体験してきたことばかりのお話です。
世の中には様々なビジネスのテクニックやノウハウがありますが、
その中でも石原が現場で実践してみて、本当に効果があるなと感じたノウハウだけを
抽出しマニュアルにしたのがこの学科です。
記念すべき第1回目はこのスクールの説明と会社の打ち上げ角度についてです。
会社を経営していく上で、何か一番重要かというとこの
「会社の打ち上げ角度を決める」
「自分の登る山を決める」 という事です。
この2つ目の言葉はソフトバンクアカデミアで孫正義さんから直接教えて頂いた言葉です。
殆どの方がこれを決めないでスタートします。
講師:「あなたはどれだけ稼ぎたいですか?」
生徒:「それは可能な限りありったけ稼ぎたいですよ!」
講師:「それはいくらなんですか?」
生徒:「そうですね、、1000万円は稼ぎたいですね。」
講師:「じゃあ、3000万円はどうですか?」
生徒:「いいですねえ!そのぐらい行けたらいいですね!」
講師:「じゃあ、5000万円ではどうですか?」
生徒:「最高ですね!夢みたいです。」
講師:「じゃあ、その5000万円までのプランをお話してください。」
生徒:「・・・・・。」
殆どの方がこんな感じです。
このお話は山登りに例えると良くわかります。
週末に高尾山に登りに行くのと
エベレストの頂上を目指してチャレンジする のとでは装備や計画が全く違います。
高尾山の頂上まで取りあえず行けたので、そのノリでそのままその装備でエベレストを
登ることは出来ないのです。
でも殆どのかたがエベレストに登れたらいいなあと思いながら、ちんぷんかんぷんな
装備を整えて高尾山に登り出すのです。
でも高尾山には酸素ボンベなどはいらないのです。
必要なのはまだ初心者で体力もないので出来るだけ身軽な装備です。
ところがそれを分かっていない方はまだ体力(財力)もないのにいきなりすごい装備を
整えてしまってその重い装備をつらい思いをして担ぎながら、すぐに体力が消耗して
使い切り、たった1年で廃業するはめになるのです。
起業してすぐに必要な策はできるだけゼロ円に近いコストで
尚且つ、最も売り上げに貢献するような営業活動です。
豪華で見栄えの良いパンフレットの作成やカッコいいユニフォームをオリジナルで
作ったりするのはずっと後でいいのです。
そんなお金があったらしっかり今後訪れるかもしれない危機に備えた方がよっぽど
賢いと思います。
この仕事に限ってありがちなのは、自分は初心者のデントマンでまだ腕に自信がないから
あの工具も、この工具も買って自分の腕を補おうという考えです。
そんな工具はいらないし、買ってはいけません。
私たちは必要な工具はすべて厳選してこのセットに入れています。
だから継ぎ足しで工具なんか買う必要はないのです。
今日は南雲さんの将来の夢をじっくりヒアリングしながら
南雲さんの5年先、10年先の目標をたてて、それに向けての計画を立てました。
これが実現したら本当に楽しいでしょうね。
校長 石原