メルセデスベンツS550のひょう害車をデントリペアで修理 栃木県日光市
2015年08月/05日 更新
今回の修理はメルセデスベンツ(Mercedes Benz)のひょう害車です。
先日、栃木県日光市で発生したひょう被害によるへこみをデントリペアで修理しております。
今回の雹は多きものではゴルフボール大もあったそうで、頑丈にできているさすがのベンツでもこんなにボコボコになってしまっています。
ボンネットには3~5cmのへこみが86か所あります。
この黄色いテープ1枚1枚がヘコミです。
フロントフェンダーにもヘコミが出来てしまっています。
今回の雹は嵐にのったものだったらしく、横殴りだったので側面にもへこみが出来てしまっています。
リアドアにも2箇所です。
リアフェンダーは4か所。
ピラーには8か所へこみがあります。
トランクは15箇所。
一番ひどいのはルーフで86か所あります。
車の被害がひどい時は3人がかりで作業をする事もあります。
みんな真剣な顔です。
これはブリンディングという技術でハンマーで直接ボディ表面を叩いて均す技術です。
ハンマーの表面が鏡面仕上げになっているので、塗装面に傷をつけずにヘコミを修理する事ができます。
彼は日系ブラジル人のトオルです。
彼は全世界の雹災害を追いかけて仕事をしている、ひょう害修理のスペシャリストです。
彼のような働き方をしている人を「ヘイルマン」と呼びます。
被害が大きければ、地球の裏側の日本だってすぐに助けに来てくれます。
雹害車の修理はこのように内装を全て取り外して作業をします。
今回はサンルーフフレームも取り外しました。
すごく集中して作業をしています。
この車は今日の午後から作業を開始しましたが、明日には修理が終わる予定です。
ヘコミ救急隊 石原潤一