集中力の大事さ  デントリペアスクール

  • 2017/05/09 更新

 今日も鬼門の3cmのへこみを30分で直すという課題にチャレンジです。

 30分という制限がなければ直せるのに、時間制限をつけると直せなくなってしまいます。

 チャレンジに失敗するパターンはいつも同じ。

 修理の80%は始めの5分で終わる。

 でも残りの20%のヘコミの深い芯の部分が残ってしまう。

  それをリカバリーするためにいじり倒すも結局ぐちゃぐちゃにしてしまい、タイムオーバー。

 これの繰り返しです。

 

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 なぜこのパターンにはまってしまうのでしょうか?

 それは「集中力のとぎれ」が原因だと思います。

 

 デントリペアという仕事は最終的には何ミクロンという単位の作業をして調整します。

 その為にはものすごく集中しないと思ったところは押せないのです。

 だただたずっと鉄板に向かって練習するのは簡単ですが

 ちゃんと集中して作業できるのは初めはほんの数分です。

 この集中をはずすとこんな結果になってしまいます。

 

 どうやって集中を保つのか。

 それにはいくつかコツがあります。

 またそのコツも人によって違います。

 

 多田君の場合は、いったん鉄板から離れてライトも消して30分ほど休憩するのが有効でした。その間はなにもしないように指示しました。

 だだでさえカリキュラムの進み具合が遅れてて、開業も間近なのに

 しかもお昼でもないのに30分も休憩するのは気持ちが焦ります。

 1分も無駄にしたくないという気持ちで毎日スクールにきているのに。

 

 指示した行動が真逆だったので少しびっくりした様子でした。

 

 

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 自分の気持ちをリフレッシュして、集中力を保つコツをつかんだのか

 立て続けに

   ・シャープデント1cm 30分タイムアタック クリア!

   ・卒検模擬試験 3つのヘコミ 1時間 クリア!

 2つの課題をクリアしました。 

 

 

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 お昼やすみ。

 鈴木自工さんが山でとれたこごみを差し入れしてくれました。

 

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 キャンピングの中でお昼休憩です。

 ほっとするひととき。

 

 今日の練習はかなり収穫が大きかったのではないでしょうか?

 少し未来に光が差し込んできた感じがします。

 

 ヘコミ救急隊 石原潤一