アルミハンマー
デントリペアの工具として最も重要なのがこのハンマーです。
私たちヘコミ救急隊のメンバーの殆どがこのアルミ製のハンマーを使っています。
これはヘコミを押し出す際に少し出しすぎてしまった場合に表からポンチで叩いて平らにするために使います。
ヘコミが深い時は芯の部分がなかなか出ないので、一度中心をかなり力強く押してでっぱりにします。そのぐらい強く押さないと鋭角に入ったヘコミは出てくれません。
そしてその出っ張った部分をポンチで叩いて平らにするのです。
なぜアルミなのか?
それはひょう害車などを修理する際には何百個というヘコミを修理する為にハンマーを持って叩く回数が1日で数千回から数万回になります。
これだけの回数を叩くと手首が腱鞘炎になってしまう場合があるのです。
それを防止するために、私たちヘコミ救急隊はできるだけ軽いハンマーを使うのです。
ハンマーの裏側にあるオレンジのゴムキャップを外すとブリンディングハンマーにもなります。