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ヘコミ救急隊がGooWorld 輸入車オーナーのためのメンテナンスFILE「ボディのヘコミを簡単に直したい」で取材されました
特殊な工具を使って車のへこみをを裏側から押して修理する
クルマのボディにできてしまった小さなヘコミ。これを板金塗装をすることなしに手軽にキレイに修復する方法が、近年一般的になったデントリペア。ボディにできたヘコミを専用工具を用いて、テコの原理で押し戻して修復する方法で、早く、安く、そしてキレイに仕上げられる。ツールは、ヘコミの場所な大きさによって、長さや太さ、先端の形状が異なったものを選んで使う。 デントリペアは、オリジナルの塗装をキープできる手軽なヘコミ修復として、利用者が増えている。しかし、お店の技術により、仕上がりが異なるので注意。
憂うつなヘコミをデントリペアで修復
クルマを手に入れたときの状態がきれいなほど、キズついてしまったときの落胆もまた大きいもの。しかしヘコミは、小さくても板金すると意外に費用がかかるため、そのまま我慢して乗っている人も多いのでは?そんなときに役に立つのが、パネルのヘコミを低コストで直すデントリペアだ。
デントリペアのメリットは、修理にパテや塗装を使わないこと。そのため、板金塗装に比べ作業時間が短くて済み、コストも安い。またオリジナルの塗装を保つことができるのもポイント。
運転中にぶつけるのではなくても、脇に置いていた自転車が倒れたり、傘の先をあてたりするだけで、クルマのボディは傷がついたりヘコんだりしてしまうもの。でも板金塗装となるとかなり費用がかかってしまう。 そこでトライしたい補修方法がデントリペア。ボディのヘコミを裏側から押し戻す、素早く手軽な方法だ。今回はそのなかで評判のいい「ヘコミ救急隊」にご登場いただき、その技を見せていただくことにした。 どんな小さなヘコミでもそのまま放置しておくと、オーナーのココロがクルマから離れてしまうもの。洗車回数が減り、メンテだって疎かになってしまう。そして、それは当然、安全にも関わってくるわけだ。これからは、ヘコミを見つけても悩まずにデントリペアで直せるかを考えてみよう!
出張、速攻補修だから、すぐに乗れる!
クルマのボディは、ヘコみやすい
日々、激しい風雨に耐えるクルマのボディだが、じつは非常にデリケート。今回デントリペアを施されるクルマには、小さいヘコミが2か所あった。パッと見では分かりにくいが、クルマを大切にするオーナーならば気になって仕方がないポイントでもある。蛍光灯をボディに反射させることで、ヘコミの大きさやカタチ、深さなどを正確に見極めることができる。
最適な工具と方法を見極める
確認できたヘコミを念入りにチェックしていくのは、ヘコミ救急隊代表の石原さん。これまで一万台以上のヘコミを補修してきた熟練の彼だが、真剣な眼差しで目の前のヘコミひとつひとつに集中する。ここで補修する部分のヘコミや塗装の状態を正しく把握するため、慎重に確認し、その後の作業で使用する工具や方法などを決めていく。
わずか5分で直す、驚異の職人ワザ!
工具や作業法が決まってからは、即座に作業にとりかかる。速やかに工具をドアパネルの外側と内側に差し込んでいき、ヘコミの裏側を探ると、先端で数十回ほど押しながら擦っていく。すると、ヘコんでいた部分が徐々に戻っていくのがわかる!フェンダーパネルは縁の難しい部分がヘコんでいたが、手際よくインナーパネルの裏から戻す。。
一切の妥協を排したストイックな作業
工具によって、ヘコんだ部分は、パネルの裏側から押し戻された。この「なにも足さない」発想の補修法は、あっという間にヘコミを押し戻していき、見た目は非常にシンプル。しかし、ただヘコミが戻ったら作業終了、というわけではない。へこみ救急隊の石原代表は、今度は外側から、ヒーターやハンマーなどを使いながら、完璧な仕上げを施す。
完璧な仕上がりと手軽さに大満足
素早い作業ぶりと完璧な仕上がりが脱帽ものだ。あらためてデントリペアというヘコミ補修の効果をまざまざと思い知らされた。さらに板金塗装と違うデントリペアの長所は、ショップにクルマを預けることなく自宅の駐車場まで出張作業してくれ、目の前ですぐにヘコミを直してくれること。まさに便利この上ない、お薦めの補修術だ。
デントリペア5つのポイント
修理時間
修理に必要な時間はヘコミの場所によって変わってくる。たとえば、今回のようにパーツを外すことなく工具が届く場所や、ドアなどは数十分で終わるものの、ルーフやリヤのフェンダーなど、どうしても内装などを外す必要があるケースでは、2時間ほどかかることもある。
塗装キズ
キズついてしまった塗装を直すことは基本的に無理。しかし、ヘコミが修復されていればパテを使う必要がほとんどなくなるので、”パテやせ”などのリスクが軽減できる。
経年変化
デントリペアではパテ塗りや塗装を行わないため、補修部分が経年変化することはほとんどない。ただし、ヘコミが相当大きく深かった部分に力を加えると再度ヘコむことも。
職人の腕
職人の技術によって仕上がりに差が出るのがデントリペア。問い合わせたとき「裏に邪魔のないパネルなら5~10分で直せる」と答えるところなら上手な可能性が高いだろう。
ひょう害
雨ざらしで駐車していたボディに突如無数のひょうが降った跡!程度にもよるが、デントリペアなら400か所以上のヘコミもキレイに直してしまう。コストも通常の補修よりも大幅に抑えられる。